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ロリ短編小説傑作選・15title



ロリ短編小説傑作選・15title

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↓ 作品の内容 ↓

ロリ短編小説傑作選・15title

テキストのみ/横書き/ロリ短編小説15作品

<収録作品>

1.好奇心2.○さな手3.再会
4.告白5.家出6.大家族
7.プロレス8.マッサージ9.となりの姉妹
10.ポチェック11.相撲少女12.入院中
13.熱帯夜14.雨の日15.夢の途中


<本文抜粋「夢の途中」より>

「ちょっと起きてよ」
「サキか何だよまだ朝じゃないだろ」
「起きてとにかく」
「何かあったのか」
「あったわよ!」

イヤイヤ起きるフリをした

「何だよ眠いのに」
「お兄ちゃん覚えてないの?さっきの・・・」
「何をいきなり言い出すんだよ寝てたのに
それに何のこと言ってるんだ」
「その前よ」
「その前って何だよ」
「私の・・・」
「私の?」
「私の胸触ったの!」
「はぁ?何だよそれ」
「こっちが何よお兄ちゃん大丈夫?
それとも芝居してわざと私の胸を・・・」
「ちょっと待てよ勝手にそんな
おまえ夢でも見てたんじゃないのか夢の中で」
「そんなわけないでしょ」
「俺がどうしてそんなことするんだよ」
「私が知らないだけでもしかして今までも」
「メチャクチャ言うなよ」
「ママに言いつけるからね」
「それは困るよウソでもそんな・・・」
「ウソじゃないって」
「証拠は?夢じゃないっていう」
「そんなのわかるでしょ私起きてたんだから」
「あぁまったく何なんだよ」
「それは私の方よ」

妹の怒りがおさまらない

「一応聞くけど黙って触ってたのか俺は」
「ううんモモ、モモって」
「えっ」
「モモって誰?」
「それは・・・あっモモって言ってたのか
それじゃ寝ぼけてたのかもしれないな」
「起きてたよ絶対ちゃんと触ってたもん」
「ちゃんと?」
「私の胸をグリグリって・・・」
「変なこと言うなよ」
「本当だもん」
「でもモモって言ってたのか」
「うん」
「実はそれ・・・夢の中で」
「夢?」
「夢の中で触ってたんだなんとなく思い出した」
「夢の中じゃなくそのかわりに私の胸触るなんて
絶対ママに言いつけるから」
「だからおまえの体が触りたかったんじゃなくて」
「触ったじゃん」
「覚えてないのにそれに俺はモモの体を・・・」
「だからモモって誰?」
「教えたら母さんに言わないか」
「ダメよ」
「じゃ言わないそれに言ってもいいかわかんないけど
おまえこそ・・・」
「私?」
「あぁどうしよっかなぁ」
「言ってよ私お兄ちゃんに何かしたの」
「母さんに絶対言うつもりだろ」
「うんもちろんこれからはキッチンのところで
寝ることになるかもね」
「仕方ない・・・おまえの秘密話すよ驚くなよ」
「何よ一体」

「実は俺もおまえに触られたことあるんだ」
「ウソ!それじゃどうして今まで黙ってたの」
「それも何度も」
「えっ」
「わかったろ寝てる間に触っても
何も覚えてないんだって」
「ちょっと待ってくわしく教えてよ」
「母さんに口止めされてるんだ」
「えっママも知ってるの・・・」
「あぁ父さん亡くなったあとから時々あったから」
「・・・・」

-以上-




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